「専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり」
皆さんはどんな気分で朝目覚めていますか?
私は朝起きる事が大の苦手で、布団の中で出来るだけゴロゴロしていたいと思ってしまいます。
朝目が覚めるのが快適だったら、これ程嬉しいことはないですよね。
よしやるか!という気持ちで1日のスタートにスッと体を起こす事が出来れば、毎日の幸せ度はそれだけで向上していくでしょう。
朝起きづらいのには、それぞれにちゃんとした原因があるのです。
ほとんどの人は朝の起きづらさを感じていることでしょう。
「専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり」を読めば、毎日の睡眠の質が低下し、慢性的な睡眠不足に陥ることが、健康へどれほどマイナスの影響が出て病気になるか理解することができるでしょう。
また、最近流行りのアレルギー性鼻炎についても述べています。
●軽視してはいけない鼻のトラブル
私も軽度の鼻炎があり、朝起きると必ず鼻を噛むのが習慣なのですが、皆さんの鼻の通りは快適で、鼻呼吸がスムーズに行えていますか?
はいと答えられた方はとても羨ましいです!
世の中の大半の人は、アレルギー性鼻炎、花粉症、いびき、慢性上咽頭炎、薬剤性鼻炎などの鼻トラブルに悩まされています。
また、口呼吸を無意識にしてしまっているよという方も危険です。
口呼吸は人間にとって不自然な呼吸法になるため、眠りの質が悪くなったり、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしてしまいます。
風邪の鼻詰まりで寝つきが悪くなってしまうのは、鼻呼吸と睡眠に密接な関係があるからなのです。
鼻呼吸をする上での重要なポイントは2つあります。
①鼻詰まりがないこと
②しっかりと鼻が通っていること です。
全然関係ないと驚かれるかもしれませんが、鼻詰まりによって頭が上手く働かずボーッとした感覚になる事は、学習能力にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
私もこの事実にびっくりしました(笑)
果てには免疫力の低下も引き起こしてしまうというので、鼻詰まりは侮れません。
私たちが抱えがちな鼻のトラブルは3つです。
1 アレルギー性鼻炎
2 薬剤性鼻炎
3 慢性上咽頭炎 です。
皆さんもこの3つのどれかに当てはまりませんか?
私は1のアレルギー性鼻炎です。
アレルギー性鼻炎の主な症状は、繰り返す発作性のくしゃみ、水鼻、鼻詰まりです。
くしゃみと水鼻の混合タイプと、鼻詰まり単体型の2パターンに大半は分けることができます。
症状の程度により、軽度、重症、最重症に分類されます。
アレルギー性鼻炎は早朝、夜中などに眠りの中途覚醒を引き起こし、一晩中睡眠に悪影響を及ぼしてしまうため、最悪不眠症を引き起こしてしまう可能性があるのです。
不眠症は精神的に落ち込んでいる方だけがなるものと思い込んでいたため、鼻から不眠につながるという事は全く想像もつきませんでした。
続いて2の薬剤性鼻炎についてです。
耳鼻科に訪れる方の多くは、鼻詰まりの苦しさで来院するようですが、患者さんの多くは市販の点鼻薬を使い続けていることにより、薬を切らしてしまった時により悪化してしまう薬剤性鼻炎を発症してしまっているようなのです。
市販の点鼻薬には血管収縮薬が含まれているために即効性を感じやすいのですが、使い続けていくにつれて鼻詰まりが悪化するという悪循環を生み出してしまうため、市販の点鼻薬を使用している方は今すぐにでもストップしましょう。
病院で処方される点鼻薬にはステロイドというものが入っており、ステロイドには即効性はないものの、用法通りにしっかりと守って使用することができれば効果が維持されることが最も期待できる薬品とされています。
市販薬の恐ろしさが改めて分かりましたね。
最後は鼻の1番奥の上咽頭に慢性的な症状が起こる、3の慢性上咽頭炎についてです。
様々な耳鼻科を受診しても変化のない鼻の上部が詰まったような違和感を感じる方は、慢性上咽頭炎の可能性があるといえるでしょう。
最近では新型コロナの後遺症にも慢性上咽頭炎が関係しており、だるさが取れないという悩みを抱えている方が増えているようです。
慢性上咽頭炎による直接の原因として、喉の違和感、後鼻漏、止まらない咳、肩こり、頭痛、耳鳴り、知覚過敏、顎関節痛などが挙げられます。
これらを発症することによって、だるさやめまい、睡眠障害、起立性調節障害、集中力の低下、過敏性腸症候群、機能性胃腸炎、慢性疲労症候群など自律神経の乱れが原因とした症状が2次災害として引き起こされるようになってしまいます。
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●耳鼻科治療により生活の質と睡眠の質は劇的に高まる
睡眠と生活の質を劇的に改善する耳鼻科治療には5つあります。
以降1つずつ詳しく見ていきたいと思います。
1 ステロイド点鼻薬
「鼻アレルギー診療ガイドライン(2020)」によると、鼻の症状全てに対し、最も効果が発揮されるのはステロイド点鼻薬とされており、約半数の人にアレルギー性鼻炎があると述べています。
「専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり」の著者が患者さんを治療するときに最も鼻詰まりに効果があるとされているステロイド点鼻薬を処方するらしいのですが、効果が出ない人のほとんどは、治療薬の用法を正しく守っていないそうなのです。
点鼻薬と内服薬を一緒に使用するように患者さんに伝えて薬を処方するらしいのですが、めんどくささから点鼻薬を途中で辞めてしまう患者さんが多いようなのです。
これは本当に勿体無いことです。
よく言われる言葉ですが、用法・用量を正しく守って使用することで、どれほどの病気が完治するのか計り知れません。
当たり前のことと軽視せずに、本気で鼻詰まりを治療したいと考えている方はぜひ、医者が伝える用法・用量を改めて正しく使用して治療を行うようにして下さい。
2 舌下免疫療法
アレルギーの原因物質のことをアレルゲンと言いますが、あえてアレルゲンを体に取り込むことで症状を緩和させる治療のことをアレルゲン免疫療法と言います。
その中でも舌の裏からアレルゲンを取り込む舌下免疫療法は、花粉症やだになどによる通年性アレルギーに有効な治療法とされています。
舌下免疫療法では3年間にわたって、舌の裏に1分ほどで解けるタブレットを1日に1回入れてもらいます。
3年という長さから治療に対してマイナスなイメージを持ってしまうかもしれませんが、舌下免疫療法では、スギ花粉で70%、ダニアレルギーでは80%〜90%もの高い効果が期待できるとされており、治療効果に関しては3年後も80%以上が持続されているという圧倒的な結果が出ているのです。
3 レーザー治療
現在は日帰りで行える鼻のレーザー治療が存在します。
鼻レーザー治療は麻酔を含め30〜40分で終わるお手軽な治療法です。
鼻粘膜の表面をレーザーで焼くことで、レーザー治療から数週間後にアレルギー反応を起こしにくくする治療となっています。
麻酔によって痛みも出血もほとんどないので、日常生活への支障は過度に心配しなくても大丈夫です。
4 EAT(イート)治療
EAT治療では、上咽頭の天井を綿棒で擦った後、口から挿入した綿棒で上咽頭を擦り付ける治療法になります。
少しきつい思いをして行う治療法ですが、首こりがなくなったなど、鼻詰まりのみならず、他の部分への改善も期待できる治療法となっています。
5 鼻洗浄、鼻スプレー、いびきテープ です。
鼻洗浄は鼻詰まりのみならず、風邪予防にも効果の高い治療法となっていて、自宅で簡単にできるというのも魅力の1つです。
外での仕事が多い方や、外での部活をしているお子様にもおすすめの、外出先でも手軽に出来る鼻治療が鼻スプレーです。
鼻スプレー後に鼻をかむという使用法がおすすめですよ。
最後にいびきテープについてです。
いびきテープは口呼吸をおこなってしまう方の呼吸をサポートする為のテープなのですが、寝ている間に口を閉じるように縦にテープを貼るだけの簡単な治療法になります。
いびきテープを使用することで、いびきがかきにくくなり、喉の乾燥も抑えることができます。
「専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり」では、市販の薬を使っていいことが無いということが痛いほどわかる内容でした。花粉症がひどくなる季節の前に、ぜひ「専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり」の本書を購入して鼻詰まりを少しでも軽減できることを願っています♬
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