「奇跡の物質ALAの医療革命」は、がん、糖尿病、内臓脂肪、育毛促進、アンチエイジングなど、あらゆる分野で今最も注目されている「ALA」が、なぜ医療の常識を変えたと言われているのか知りたい人におすすめの１冊となっています。
●５分でわかる！「ALAの全て」
ALAとは「５ーアミノレブリン酸」の略で、私たちの体から不足するとさまざまな問題を引き起こします。
タンパク質の原料がアミノ酸で、自然界に存在するアミノ酸は500種類以上ありますが、
わずか20種類のアミノ酸から私たちの体は構成されていて、
そのうち９種類が体内で合成できない、「必須アミノ酸」と言われている物質になります。
残りの11種類はサプリメントで名前をよく聞く、「非必須アミノ酸」で、体内で作ることが可能です。
たんぱく質にならずに細胞や血液中に蓄えられるGABAやタウリンなどは「遊離アミノ酸」の１種です。
ALAが今、世界的に注目を集めている理由は、がん、糖尿病、パーキンソン病、脂質異常症などの、さまざまな疾病を「改善できる」と考えられているからです。
また疲労回復や睡眠の改善など、健康的な生活を送るためのサポートも可能という事が分かってきました。
さらにシワ・ニキビの改善、育毛の効果など、スキンケアやアンチエイジングの分野でも効果を上げています。
最近では、新型コロナウイルスの感染予防や重症化を防ぐ効果があると話題になりました。
ALAは「無限の可能性を秘めた物質」なのです。
ではなぜ、こんなにも優れた物質が今まで使われてこなかったのでしょうか？
実はALAがとても「高価」だったからでなのです。
元々ALAは実験の試薬として使われており、「プラチナよりも高い」と言われていました。
そんなALAが大量生産されるようになると以前より容易に手に入れることができるようになり、サプリメントとして薬局や通販サイトで購入できるまでになりました。
全ての生物は「ATP」と呼ばれる物質のエネルギーによって活動することができます。
50〜70kgの膨大なATPは、１日で全て消費されます。
ミトコンドリアが工場だとしたら、ALAはその生産を支える「潤滑油」のような存在です。
細胞内で生物の活動に欠かせないエネルギーを増産することに、ALAは直接関与している「生命の根源物質」なのです。
ALAが不足すると老廃物が溜まりやすくなる、筋肉が弱くなる、体温が下がる、代謝が低下するなどの病気や老化現象が見られやすくなります。
ミトコンドリアの数はALAをより多く生産することで比較的容易に増やすことができますが、ALAが1日に作られる量のピークは17歳前後で、50〜60歳になるとピークよりかなり減少してしまいます。
睡眠不足や過労、ストレス、運動不足、飲酒、喫煙、食生活の乱れでもALAは減っていきます。
発酵食品などの食物から、１日約「２mg」のALAが摂取できる一方で、１日の尿などによって、体外に大半の量が排出されてしまうという一面もあります。
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●ALAによるがん治療の最前線
ALAは現在、がんの診断と治療になくてはならない存在になりつつあります。
日本では年間100万人以上の人が「がん」にかかっています。
がん細胞の遺伝子は細胞分裂を制御する機能が壊れているため、どんどん増殖していきます。
現在注目されている「光線力学治療」とは、腫瘍に特定の波長のレーザー光線を当てることでガン細胞を死滅させる最先端のがん治療のことで、2010年には進行癌による「気道搾取」に対して、2013年には脳腫瘍が、2014年には食道癌が、保険適用となりました。
現在主流の光線力学治療では、患者さんにALAを飲んでもらい、特定した腫瘍に光線を当て続けることでがん細胞を死滅します。
ALAは治療を受ける患者さんの負担が少ないという点で、他の「好感受性物質」より優れていると言われています。
さらにALAを使用した患者さんに行動の制限はなく、すぐに退院でき、治療後はすぐ普通の生活に戻れるという大きなメリットがあります。
簡単なものは「日帰り」で治療することができるのです。
がん治療の患者さんが生活の質を維持し、生存期間を伸ばすのにALAは非常に有効です。
ドイツでは腫瘍を摘出せずにレーザー光を当てるだけで数年以上も元気に生活している人達がおり、がんと闘う人たちにとってALAは大きな希望なのです。
●ALAと○○を一緒に摂取するだけで痩せられる!?
ALAはシワとり、育毛、老化防止、生活習慣病など、アンチエイジングに効果があると言われています。
ALAを配合した化粧品が肌に浸透すると、ATPが豊富に作られる副産物として二酸化炭素と代謝水（水）が発生し、細胞レベルで肌が活性化すると考えられています。
健康な成人の場合、代謝水は1日に200〜500ml作られますが、年齢を経るにつれて作られる代謝水が少なくなり、結果的に体の中の水分が減っていきます。
人間の体は約60〜70％が水分で出来ているので、体内の水分が衰えると肌が乾燥し、シワができやすくなるのです。
老化によって毛母細胞やメラニンを作る細胞が弱る、幹細胞のミトコンドリアが弱るなどが起こり、若い時ほど発毛のためのエネルギーを作り出せなくなり、禿げる原因と考えられています。
そこで頭皮にALAを配合した塗り薬を塗ると、毛母細胞のミトコンドリアに直接働きかけて発毛を促進します。
また大人ニキビは、ストレス、食生活の乱れ、肌の乾燥、ホルモンの影響、睡眠不足が原因と言われています。
毛穴の入り口の角質が厚くなると毛穴が塞がり角栓ができます。
そうすると皮脂が詰まりやすくなり、アクネ菌が増殖することで炎症がひどくなって、大人ニキビが発生するのです。
紫外線による活性酸素の影響、慢性的難致傷、痕が残ってしまうなど、今まで大人ニキビの治療は難しいと考えられていましたが、ALAがアクネ菌を死滅させる効果があることがわかってきました。
生活習慣病の中でも、特にALAが効果を発揮すると考えられているのが「内臓脂肪の解消」です。
内臓脂肪とは、内臓の周りに貯まる脂肪のことで、ポッコリお腹の人は内臓脂肪が多く溜まっています。
今まで内臓脂肪は運動を続けることによってしか燃焼されないと思われてきましたが、「ALAと鉄」を摂取するだけで、90分から150分にかけて酸素消費量が上昇し、内臓脂肪が減っていくというデータがマウスの実験で証明されました。
さらに安静時の酸素消費量が増加し、１２０分から150分にかけて体温を上昇させる「UCP」という物質を増加させるということも確認されています。
UCPとは、ミトコンドリアに存在するタンパク質で、体の熱を生み出す役割があります。
UCPが脂肪を消費して熱を作るのです。
つまり基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなるのです。
成人男性でも酸素消費量が１.４倍、体温上昇が１.３倍という結果が証明されました。
また、新型コロナウイルス感染者にALAを投与すると
①細胞とウイルスの結合を防ぐ
②ウイルスの増殖を抑える
③「サイトカインストーム（免疫暴走）」を抑える
④後遺症の進行をくい止める
などの効果によって、一定量以上でウイルスの増殖を100％抑制することが出来たのです。
他にも「奇跡の物質ALAの医療革命」本書には、「農水産業におけるALAの応用例」、「ALAが持つ認知症予防効果」が掲載されているので、少しでもALAに興味を持った方は本書を購入することをオススメします。
おすすめの本
奇跡の物質ALAの医療革命
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