書く瞑想とは!1日15分おすすめの本の解説

「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」
仕事や家事、悩み事など、忙しい毎日に追われて頭の中がごちゃごちゃしていませんか?
朝起きたら仕事して、夜遅く帰ってきて自分の時間がない…。
もはやその原因さえも分からない。

忙しい現代人は情報がありすぎて、取捨選択するのも一苦労です。
もっと簡潔に物事を決めることが出来たらどんなにいいでしょうか。
「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」は、「書く」ことで頭と心を整え、自分らしい人生をシンプルに送るための方法を教えてくれる1冊となっています。

私自身も余裕がないなと感じた時にはあえて8分間連続で紙に心で思っていることをありのまま書き続けるという事をやっています。
自分の心に浮かんだことをありのまま俯瞰することによって、気づかなかった深層心理や、自分の意外な一面に気付くことが出来、頭と心がスッキリするのでとてもおすすめです。
いくら探しても幸せは外側にはありません。
自分と対話して本当の自分への自己理解を深めましょう。

●「感情ジャーナル」で人生が変わる

書くことでどれほど人生が変わるのか、「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」の本の中では小学校音楽教諭を15年しているEさんが例に出されています。
Eさんは7年前に学校業務のストレスから暴飲暴食に走り、体重が増加し醜くなった自分をみて自己肯定感が下がるという悪循環に陥っていました。
心の空虚さ→生活リズムの乱れ→人生への閉塞感が重なり、心の整理が難しくなっている状態でした。

そこでEさんは、自分の感情にフォーカスして、自分が感じるありのままでその日1日で起こったことや感じたことを瞑想的に書き出すという感情ジャーナルに1日15分取り組んだそうです。
この感情ジャーナルに取り組み、自己対話を続けたEさんは現在、音楽教諭を続けつつ、ミュージシャンとしてCDデビューも果たしたそうです。
まさに一発逆転の人生ですね。

ただ書くという作業を繰り返したことでここまでの効果が得られたことは、1番本人が驚いていることでしょう。
書くことで自分が本当に望んでいる内容が明確になったそうです。
Eさんが書くことの力を得たのは5年目で、自分が本当に活躍できる場を見つけることが出来たと言います。

5年もかかったのとショックを受けないでください。
私達は生まれてからずっと、特に日本人は周りの目を気にして生きている民族です。
自分の本当の声なんか無視し続けて生きてきたという人がほとんどでしょう。
それが逆に言えば、たった5年で本当の自分の声が取り戻せたという事は素晴らしいことではありませんか?

残りの人生は自分を信じて、自分の声に従って生きることが出来るのです。
ワクワクしてきますでしょう?
1日15分でも感情ジャーナルを続けていくと。まず初めに「心が整い」ます。
日々のネガティブ感情が浄化され、気付くことの出来なかったポジティブ感情に目を向けることが出来るようになっていき、1日1日が充実したものに変わっていきます。
その次に「生活が整い」ます。

書いた内容を振り返って見ることで、自分の1日に必要なものと不必要なものが整理できるようになり、生活が改善され整うようになっていきます。
最後には「人生が整う」ようになります。
自分の心の声の理想と現実のギャップを埋めることで人は幸せに近づきますが、「書く瞑想」で自己対話し続けることで、自分の望むものを自然と見つけることが出来るようになります。

「感情ジャーナル」は
①書く瞑想
②書く片付け
③書く習慣化
の3つのステップによって進めていきます。
①書く瞑想は、毎日15分間、今自分が感じているありのままの感情にフォーカスして感じているままに書き続けるだけです。
自分らしさやシンプルに生きる基準、心のクセ、ストレスやモチベーションのコントロールが出来るようになります。
②書く片付けは、毎月1回自分が書き出した心の記録1ヶ月分を整理する時間をとることです。
自分の心のパターンや価値観など、多くの気づきを得ることが出来ます。
感情ジャーナルの最終的なゴールは、自己対話を繰り返しながら自分らしくシンプルにしていくことなので、③書くことを習慣化し継続しましょう。

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●「感情ジャーナル」の取り組み方

感情ジャーナルを行う時間帯は朝をお勧めしますが、絶対というわけではないので自分の生活リズムに合わせて、タイマーで時間を測りながら行いましょう。
「書く瞑想」では、不安、葛藤、焦り、自己嫌悪、怒り、劣等感などの1日で自分の心のエネルギーを下げた出来事と、良かったこと、感謝していること、楽しかったこと、嬉しかったこと、成長できたことなどの1日で自分の心のエネルギーを上げた出来事を書いた後、それぞれに対するセルフトークの計4つを書き込みます。

セルフトークは頭で考えすぎずに、芋づる式に心から湧いてくるつぶやきをひたすら文字に起こしていきましょう。
「書く瞑想」の手順として、最初の1分は瞑想を行い、集中力を高めましょう。
次の3分間で仕事や育児など、日常生活でマイナス感情になる要因を5つぐらい書き出します。
その次の4分間で「今1番嫌なこと、辛いこと」を書き出します。
次の3分間は日常生活でプラスの感情になる要因を5つほど書き出します。
最後の4分間で「今1番いいと感じていること」を書き出します。

ポイントは頭で考えるのではなく、心で感じたことをそのまま書き出すということです。
心の整理は部屋の片付けと似ています。
今自分が持っているものを明確にすることで、心の部屋に必要なものと不要なものを整理することが出来るのです。
引き出しの中に閉まっている感情も洗いざらい全て外に出してしまいましょう。

なぜ自分の感情に目を向けることがこれほどまでに大切なのでしょうか。
現代人は大抵の場合、仕事環境において自分の感情を後回しにして生きています。
自分は何がしたいのか、自分にとっての豊かさ・幸せは何かに蓋をし続けて、自分の本当に望むことが分からなくなってしまっているのです。
そこであえて自分の好き・嫌い・快・不快の感情に委ねて心を整理することで、奥底に眠っていた自分の本当の感性が蘇ってくるというわけなのです。

月1度の「書く片付け」の手順を紹介します。
①とにかく全部感情を出し切って「視覚化」する
②必要なこと・不要なことを感情基準で分別する
③不要なことを減らし、自分にとっての必要な時間を増やす
この一連の流れを継続することで、自分にとっての幸せを見つけることが出来るようになります。
「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」では、上記以外にも5つのワークを紹介しています。

●書く瞑想「感情ジャーナル」の実践例

家事と仕事に追われていたTさんは感情全てを書き出し、状況を俯瞰しました。
「毎日、焦りと不安と怒りが続く。時短勤務になる一方で、やってもやっても終わらない仕事に追われている。スキルアップのために社労士の資格を取得しようと勉強しようとしているが、勉強する時間が全く取れない。自分がやりたいことは何か?自分にとっての幸せとは?本当に積み上げたいキャリアは何だろうか?」
書く瞑想を毎日続けたTさんは、自分の原動力になっているものが資格試験の勉強という事に気づきました。

そこで旦那と家事の分担の話し合いと自分自身も朝4時に起きることを決意し、充実した毎日を送っているそうです。

いかがですか?
ただ「書く」という作業でこれほどの効果があるならばやらないという選択肢はもはやないでしょう。
少しでも書く瞑想に興味を持たれた方は「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」を購入し、1日でも早く本当の自分に出会えることを願っています♬
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